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『軌跡』

『軌跡』~1年のブランクを乗り越えて~ 木下世章 [軌跡]

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AGRメンバーのこれまでの"軌跡"をご紹介いたします。
なぜラグビーを始めたのか、なぜAGRを選んだのか、入部後どのように工夫しているか、
普段の学校生活の様子などなど、過去のことから現在の事までお伝えしてまいります。

特に中高生時代のことについて掘り下げているので、入部を検討されている現役高校生の皆さんをはじめ、いつも応援してくださっている皆さんにより深く知っていただける企画となっております!


本日は 木下世章(新2年/CTB,WTB/修猷館) の"軌跡"をお伝えいたします。

ぜひご覧ください!!



ラグビー始めたきっかけを教えてください!

 元々サッカーや陸上、空手など様々なスポーツをやっていたんですが、高校に進学したタイミングで、折角なら何か新しいものに挑戦しようということで、ラグビー部に入部しました。自分が進学したのは公立の高校だったのですが、部員の半数近くが初心者であったので、そこまでハードルというか、プレッシャー?的なものをあまり感じなかったのも大きな要因でした。


どのような中高時代を過ごしましたか?

 中学生は勉強に多くを費やした3年間でした。2年生に上がるくらいのタイミングで陸上部と7年続けてた空手を辞めて、勉強漬けでした。今思うと自分でも変だなと思うんですけど、その時は勉強が楽しくて、全然苦じゃありませんでした。
 高校はその反動か、全くと言っていいほど勉強せず、部活動と行事に力を全て注ぎ込んでました。その結果浪人することになってしまったのですが、楽しかったですし、普通じゃできないような経験もさせていただいたので、後悔は全くしてないです。

(修猷館高校時代の写真)

AGR選んだ理由を教えてください!

 同じ高校の、浪人を経験された先輩方が対抗戦や選手権で活躍してるのを観て、憧れを持ったからです。また、関西でプレーをしてる同期らと、筑波でプレーしてる先輩の存在や活躍も、ラグビーを続けようと思った理由の一つです。浪人していたというのもあり、不安も大きかったのですが、最後は両親が背中を押してくれました。


実際に入ってみてどうでしたか?

 当然なんですが、フィジカルやスキル、戦術、あらゆる面で高校の時とはレベルが違い、圧倒される毎日です。決して楽ではないですし、練習の度に自分の非力さを痛感します。しかしそれと同時に、学ぶことがとても多く、先輩方からはもちろん、同期からも多くのことを学んでいます。1日でも早くその学びが身につき、活かせるようにしなければならないと思いながら、頑張っています。

(練習時の写真)

1年のブランクがありましたがその点についてどのように感じていましたか?

 
高校と異なり、大学では1試合が40分ハーフになるので、1試合で20分の差がありますが、練習を積み重ねるにつれて体力は自然と戻ってきたので、最初こそキツいものの、体力面ではそこまで苦労をしたことはなかったです。しかし体力よりも筋力の低下が著しく、一年というブランクで、思っていた以上に筋力が落ちていたのはショックでした。

(練習時の写真)

今シーズンへの意気込みを教えてください!

 
大学選手権出場という、今シーズンのチームの目標に向けて、スキル・フィジカルを強化し、1試合でも多く公式戦に出て、チームに貢献することです。


学校生活やオフはどのようにすごしていますか?

 所謂、「青学生」みたいな学生像からは程遠い学校生活を送ってますが、個性的で、自分の知らないような世界を知っている人が沢山いるのが大学なので、そういった人たちと交流できるのは、非常に面白いです。オフはバイトか家でゆっくりすることが多いです。なかなか時間がない体育会の学生にとって、授業が終わった後でも、気軽に遊びに行ったり、ご飯に行ったりできるところが、青キャンのいいところだと思います。


今AGRについて考えることや魅力を教えてください!

 チームミーティングで必ずと言って良いほど、AGRの魅力として挙げられるのが、コーチ陣も含めた、チーム全体の距離感が近いことだと思います。言葉で表現するのが難しいのですが、「緩い」訳ではなく、場面に応じた上下の距離感を変えられる柔軟性が魅力だと感じます。

(左から新2年柳、新4年大村、新2年木下)

青学を目指す高校生に向けて一言お願いします!

 様々な目標や期待を持って、受験勉強に励んでると思います。何事にも言えることですが、毎日の積み重ねが目標達成への1番の近道です。頑張ってください!

(昨シーズンの木下選手)

木下世章(きのした・つぐあき)
2000年9月18日生まれ。175センチ。83キロ。福岡県・福岡県立修猷館高等学校出身。国際政治経済学部・一般入部。

頭脳明晰で美意識の高い木下選手。昨年度の新入生紹介企画では本を紹介するほど読書好きな一面も。今シーズンは推進力のある彼のプレーに注目してください!