鵜沢奏生「万事塞翁が馬」
2026/09/30
「ラストシーズンに懸ける想い」と題して、4年生一人ひとりのラグビー人生を振り返るインタビューを掲載しております。
これまでの歩みを振り返りながら、ラストシーズンに懸ける想いをお届けいたします。
第4回は、鵜沢奏生(4年/FL/川越東)です。
-ラグビーを始めたきっかけ-
ラグビーを始めたきっかけは、親の影響です。
ラグビーをしていた父親の練習についていき、幼い頃からラグビーに触れるようになりました。
気が付けば生活の中にラグビーがあり、自然と身近な存在になっていたように思います。
高校で部活動に所属してからは、チームの一員としてラグビーをするようになり、仲間と一緒にプレーする楽しさを知りました。 それが今の自分につながっていると思います。
-大学でもラグビーを続けた理由-
学生ラグビーの一番大きな舞台でプレーしたいという思いから、大学でもラグビーを続けたいと考えるようになりました。
青学に入学してからは、チームとして良い結果を残すこと、そして自分自身が納得できるプレーをすることを目指して、4年間取り組んできました。
大学では、高校までとは違い、自分自身で考えて行動することや、チームの中で自分に何ができるのかを考える機会も多くありました。 思うようにいかないこともありましたが、その一つひとつと向き合いながら、少しでも成長できるように取り組んできました。
振り返ると、ラグビーの技術だけでなく、人としても多くのことを学ぶことができた4年間だったと感じています。
-4年間で一番印象に残っている瞬間、嬉しかったこと-
4年間で一番印象に残っているのは、同期と過ごした全ての日々です。
選手としても、人間としても素晴らしい仲間たちと、同じ環境で練習をしたり、生活をともにしたりできたことをとても嬉しく思っています。
試合に出たり、きつい練習を乗り越えたりした時間はもちろんですが、一緒にご飯を食べたり、部室で何気ない話をしたり、そういった何気ない日々も、自分にとって幸せな時間でした。
特別な出来事だけではなく、同期と過ごした一日一日の積み重ねが、自分にとってかけがえのない4年間だったと感じています。
-4年間で一番苦しかった時期-
4年間で一番苦しかった時期は、何度もあった怪我の期間です。
自分は怪我が多く、何度もチームを離れることがあったため、練習や試合に参加できないことに苦しさを感じていました。
怪我から復帰した後も、痛みを抱えながらのプレーになることがあり、思うようにプレーできないことも多くありました。それでも、どんな状況でも自分のテンションを変えず、自分自身を保ち続けることを大切にしてきました。
今できることに目を向けて練習に取り組んでいれば、いつか道が開けると信じて、一日一日を積み重ねてきました。
思うようにいかない時間も含めて、自分自身と向き合うことができた経験だったと思います。
-4年間を通して自分自身が成長したと感じること-
生活面で自立できるようになったことです。
大学1年生の頃から一人暮らしを始め、食事や洗濯、掃除など、身の回りのことを自分で管理するようになりました。
高校までは親に頼ることが多く、最初は自分で生活を成り立たせることに苦労しました。
その中で、練習と日々の生活を両立しながら、自分で考えて行動することを少しずつ身につけることができました。
今では、自分のことは自分で管理し、ラグビーにも集中できる生活を送れるようになったことに、自分自身の成長を感じています。
-日頃から大切にしていること-
自分を保ち続けることです。
厳しい練習や苦しい状況が続くと、チーム全体の雰囲気が落ち込んでしまうことがあります。
そうした状況でも、自分が率先して声を出したり、明るく振る舞ったりすることで、少しでもチームの雰囲気を良くすることができると考えるようになりました。
また、どんな状況でも前向きな気持ちを持つことで、苦しい練習や思うようにいかない時も、その状況を楽しみながら取り組むことができると思っています。
自分自身の気持ちを整えることが、周りにも良い影響を与えることを意識するようになったことは、4年間を通して成長した部分だと感じています。
-自分にとっての「凡事徹底」-
私にとって「凡事徹底」とは、当たり前のことを当たり前以上のレベルでやり続けることです。
練習での声出しや一つ一つのプレーに全力で取り組むこと、仲間への気配りなど、一つ一つは特別なことではありません。しかし、そうした当たり前のことを誰よりも意識して積み重ねることが、自分自身の成長やチームの力につながると考えています。
だからこそ、調子が良い時だけではなく、思うようにいかない時や苦しい時にも、目の前のことに手を抜かず取り組むことを大切にしています。
日々の小さな積み重ねを大切にし、最後まで自分にできることを徹底して続けることが、自分にとっての「凡事徹底」です。
-伝えたいこと-
私が周りの人に伝えたい言葉は「ありがとう」です。
ラグビーをここまで続けてこられたのは、自分一人の力ではなく、たくさんの人に支えてもらったからだと思っています。いつも支えてくれる家族、熱心に指導してくださる先生やコーチ、苦しい練習や試合をともに乗り越えてきた仲間など、多くの人に支えてもらったことで、ここまで成長することができました。
周りの人の支えを当たり前だと思わず、感謝の気持ちは言葉にして伝えることを大切にしたいです。
ラストシーズンも、これまで支えてくださった方々への「ありがとう」を忘れず、感謝の気持ちをプレーで表せるよう、最後まで全力で取り組んでいきたいと思います。
-ラストシーズンに懸ける想い-
ラストシーズンも、これまでの自分らしさを忘れずに取り組んでいきたいと思います。
結果や周りのことを意識しすぎて焦ったり、空回りしたりすることなく、今まで大切にしてきたことを変えず、一日一日を積み重ねていきます。
そして、これまでの自分を超えてさらに成長し、少しでも自分が納得できるプレーを増やせるよう、最後まで歩みを止めずに精進していきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回は、甲斐冬竜(4年/FL,No.8/京都成章)のラストメッセージをお届けします。ぜひご覧ください。



