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甲斐冬竜「良い準備は良い結果につながる」

2026/09/30

「ラストシーズンに懸ける想い」と題して、4年生一人ひとりのラグビー人生を振り返るインタビューを掲載しております。   
これまでの歩みを振り返りながら、ラストシーズンに懸ける想いをお届けいたします。    
   
第5回は、甲斐冬竜(4年/FL,No.8/京都成章)です。
 
 

-ラグビーを始めたきっかけ-
5歳の頃、近所に住んでいた幼馴染に誘われたことがきっかけでラグビーを始めました。
もともと体を動かすことは好きでしたが、ラグビーの激しさにはなかなか慣れず、最初はあまり好きではありませんでした。しかし、練習を重ねる中で、今までできなかったことが少しずつできるようになっていく喜びを感じるようになり、いつの間にかラグビーに打ち込むようになりました。
通っていたラグビースクールでは、休憩時間にお菓子を食べることができ、その時間が特に好きだったことも印象に残っています。
 

-大学でもラグビーを続けた理由-
対抗戦Aグループというレベルの高い環境でラグビーをしたいと感じていたからです。
その中でも、ラグビーだけでなく、勉強やさまざまなことに挑戦できる青学を選びました。
高いレベルでラグビーをしながら、ラグビー以外のことにも挑戦できた4年間は、僕にとってとても充実した時間だったと感じています。
 

-4年間で一番印象に残っている瞬間、嬉しかったこと-
大学2年生の春の試合で、2試合連続でトライとジャッカルを決めたことです。
大学入学後、ブレイクダウンでのジャッカルの精度や、ボールキャリーの力強さに課題を感じていました。
新しくAGRの指導に加わった糊谷ヘッドコーチと河本アシスタントコーチの指導のもと、ジャッカルのスキル練習に加え、強度の高いウェイトトレーニングやコンタクト練習に取り組みました。
厳しい練習を重ねる中で、課題としていた部分を試合で発揮することができ、その成果を実感できたことがとても嬉しかったのを覚えています。
 

 (2024年6月2日関東大学春季交流大会成蹊大学戦撮影)


-4年間で一番苦しかった時期-
今です。2年生の夏に左膝、3年生の秋に左肩を手術し、それ以外にも小さな怪我や故障を繰り返しながらプレーを続けています。
怪我を経験する中で、プレーすることへの怖さが生まれ、これまでできていたことができなくなったり、思うように力強いプレーを発揮できなくなったりすることもありました。自分自身の弱さや、怪我への恐怖と向き合う難しさを感じています。
そうした葛藤を抱える日々ですが、共に闘う仲間の姿に勇気をもらいながら、目の前の練習に泥臭く取り組んでいます。すぐに乗り越えられるものではないと思いますが、一日一日積み重ねることで、この逆境を乗り越えていきたいと考えています。

-4年間を通して自分自身が成長したと感じること-
周りの意見に耳を傾ける姿勢が身についたと感じています。
2年生の頃からラインアウトリーダーを務めていますが、自分の意図や考えをチームメイトにうまく伝えられず、悩むことが多くありました。しかし、自分のリーダーとしての未熟さを自覚したことをきっかけに、自分の意見を一方的に押し付けるのではなく、周囲の意見を積極的に聞くようになりました。
リーダーとしてチームを引っ張る経験をしたからこそ、周囲との対話の大切さを学び、自分自身も大きく成長できたと感じています。
 


-日頃から大切にしていること-
1日1日目標を定め、その日少しでも成長することを大切にしています。
AGRの練習では、「キーファクター」という練習メニューごとのポイントが定められていますが、それに加えて、自分がその日に成長したいことや、できるようになりたいことを考え、練習の中で実践するようにしています。
最近では、ボールキャリーのスキルを後輩から学び、それを自分のプレーに取り入れるために練習に励んでいます。

-自分にとっての「凡事徹底」-
「手を抜かないこと」だと思います。
選手として経験を重ねると、自分なりに上手く調整できるようになる一方で、知らず知らずのうちに妥協が生まれてしまうことがあります。だからこそ僕は、日々の練習やウェイトトレーニングにおいて、一つひとつのメニューに妥協せず、徹底してやり抜く姿勢を大切にしています。
また、グラウンド外でも睡眠や食事などの自己管理を徹底し、ベストなコンディションで練習に臨むことで、「凡事徹底」を体現しています。
 

-伝えたいこと-
感謝の気持ちを伝えたいです。
いつも応援してくださる方々や、日々共に成長してくれる仲間には、本当に感謝しています。
特に家族には、4年間たくさん心配や迷惑をかけました。
大学生活の中で悔しい経験をしたからこそ、自分を支えてくれる存在のありがたさや、一緒に闘ってくれる仲間の大切さに気づくことができました。
残りのシーズンもわずかとなりましたが、これまで僕のラグビー人生に関わってくれたすべての人への感謝を胸に、精一杯プレーして恩返ししたいと思います。


-ラストシーズンに懸ける想い- 
怪我なくシーズンを完走し、後悔のない形で締めくくりたいです。そのうえで、チーム全員で掲げた目標を達成できればと思っています。
すでに離脱してしまった仲間もいますが、その仲間たちの想いも胸に、最後まで全力でやり抜きたいと思います。
これまで支えてくださった方々への感謝を忘れず、最後まで自分らしくプレーします。
最後まで温かいご声援をよろしくお願いいたします。
 


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次回は、木村陽太(4年/PR/國學院栃木)のラストメッセージをお届けします。ぜひご覧ください。