『軌跡』~一般入試を経ての挑戦~ 小川智大 [軌跡]
AGRメンバーのこれまでの"軌跡"をご紹介いたします。
なぜラグビーを始めたのか、なぜAGRを選んだのか、入部後どのように工夫しているか、
普段の学校生活の様子などなど、過去のことから現在の事までお伝えしてまいります。
特に中高生時代のことについて掘り下げているので、入部を検討されている現役高校生の皆さんをはじめ、いつも応援してくださっている皆さんにより深く知っていただける企画となっております!
本日は小川智大(新2年/FL/八千代松陰)の"軌跡"をお伝えいたします。
ぜひご覧ください!
―ラグビーを始めたきっかけを教えてください。
アイシールド21というアメフトマンガを好きで見ていて、やりたいと思っていたところ、母が知り合いから近くにラグビースクールがある事を聞いたのです。当時、まだ小さくてアメフトとラグビーの違いが分からなかったので、ラグビーの体験に行ったところ楽しかったためラグビーをはじめました。初めは楽しかったのですが、自分は痛いのが嫌いで、タックルなどもとても怖かったため毎週日曜日にラグビーに行くのがほんとに嫌だった記憶があります。
(ラグビーを始めたころの小川選手)
―そこから中学も続けられたのですね
だんだんと体を当てることの楽しさを覚えていったことで続けました。そこから、中学3年時には千葉県選抜に選ばれて、全国大会に出場したのですが、そこが一つのラグビーをする上での転機になりました。結局、自分は試合にはあまり出られませんでしたが、間近で全国レベルのプレーを見て、これからもラグビーを続けたいという思いが芽生え、高校でもラグビー部に入ることを決意しました。
そして、千葉県の八千代松陰学園高校に進学し、千葉県の絶対王者である流通経済大学柏高校に勝って、花園に出場することが目標になりました。
ー高校時代はどのような環境でしたか
今までとは異なり、毎日ラグビーに触れることができる環境になり、つらいと思うことが多くあり、辞めたいと思うことも多くありました。しかし、日に日に上手くなっていくのを実感することができ、次第にラグビーが毎日の楽しみになっていきました。チームの方針としてディフェンスに力を入れており、多くの時間、ディフェンス練習をしていました。そのおかげか、タックルに対する恐怖心がなくなり、次第には、タックルが楽しくなり、好きになりました。
高校3年時には、肩を怪我したり、脳震盪になったりしましたが、最後の花園予選では千葉県ベスト4になることができました。花園に出場するという目標は叶えられませんでしたが、仲間と共に目標に向かって取り組んだ高校生活は一生の思い出です。高校3年間を通して、ラグビーにおいても、人としても大きく成長できたと思います。ただ、負けて終わったことで悔しさも残っていました。
ーAGRを選んだ理由
最初は、一般入試での進学のためラグビー部に入部するかとても迷っていました。全国レベルの選手たちについていけるかどうかといった不安や、実家からの通学になるが寮の人たちと仲良くなれるかどうかの不安など、多くの不安があったからです。ですが、私は高校3年間で花園に出場する経験が一度もなかったため、レベルの高い環境でラグビーをしてみたいという思いがあり、多くの強豪校と戦うことのできる対抗戦に所属している青山学院大学ラグビー部に入部することを決めました。
―実際に入ってみてどうでしたか
入部する前には、通学において家からグラウンドまで2時間30分かかるということで毎日通えるかどうかの不安がありました。初めは、ただただつらい時間でしたが、同じ電車組の人と帰り道に寄り道したり、課題をやったりするなど自分なりに時間を工夫することで充実した時間に変わっていきました。
また、レベルの高い環境でのラグビーについていけるかどうか、スポーツ推薦の人たちと仲良くできるかなどの不安があり、初めて練習に参加した時は、セットプレーの精度や一つ一つのスキルなどに大きな差があると感じました。ですが、日々のレベルが高い環境での練習や、練習後の自主練などを真剣に取り組めば、確実に成長して練習についていけるようになってきました。また、スポーツ推薦の子も実際に話してみると意外と気さくに話しかけてくれてすぐに仲良くれました(笑)
(夏合宿時の写真)
(練習時の写真)
ー昨シーズンの工夫やどんなシーズンだったか教えて下さい
私は自分に甘い性格なので、あえて自主練やウエイトを仲間を誘って共にすることで、継続してやり続けるように工夫しています。また昨年、対抗戦に出場してみて、自分のスキルやフィジカルが対抗戦上位校の選手と、大きな差があることを実感させられました。自分のスキル不足のせいでチームに迷惑をかけてしまったのが申し訳なかったです。
(2021年9月12日 関東大学対抗戦グループA 対明治大学戦の写真)
—今シーズンの意気込みを教えて下さい!
昨シーズンの経験を活かしてさらに努力し、チームに貢献できる選手になろうと思います。個人としてはフィジカルを強化して一つでも多く対抗戦に出続ける事を目標にします。その結果として、チームの目標である大学選手権出場に貢献していきたいです。
ー学校生活やオフ
学校生活では、ラグビー部以外の友達が多くできます。学部では、地方から来る人や都内の人など、さまざまな人と出会うことができ、一緒にご飯を食べたり、空きコマに遊びに行ったりなど楽しいキャンパスライフを送っています。
テスト期間には、部活もオフになるので勉強する時間は十分にあり、遊びと勉強の切り替えさえしてれば単位は落とさないです。ちなみに、自分は単位を落としませんでした。
オフにはラグビー部の仲間といることが多いです。一緒にウエイトをして、焼き肉を食べるのがルーティンになっています。夏には川に行ったりBBQをしたりと思い出がたくさんあります。昨年は、家族よりも多くの時間をラグビー部の仲間と一緒にいた気がします。
ーAGRの魅力
AGRの一番の魅力は学年関係なく、部員間の仲がとても良いことです。アットホームな雰囲気で、とても居心地の良い部活です。実家生や寮生、一人暮らしなど環境が違くてもみんな仲良くなれます。部活中だけでなく、部活後やオフなどにも会うほどかけがえのない仲間と出会うことができます。あとは、スポーツ推薦や一般入試の人でも関係なく、試合に出れるチャンスがあることです。いいプレーをすれば評価してもら得て、逆に悪ければ評価してもらえないです。そういう意味では、みんなにチャンスがあるところが魅力だと思います。
(左上から22年度卒桑田、新4年久野、金原、新2年小川、前列新4年山同)
—高校生に向けて
大学でラグビーを続けるか迷っている人は、絶対に続けたほうがいいと思います。一般入部から入るのには不安が多くあると思いますが、入って後悔はありません。自分の中でやりたい気持ちがあるけど、不安から躊躇うのはもったいないと思います。青学ではやる気のある人を受け入れてくれて、レベルの高い環境でラグビーすることができ、最高の仲間と出会えます。みなさんとラグビーできるのを楽しみにしています!
(昨シーズンの小川選手)
小川智大(おがわ・ともひろ)
2002年4月30日生まれ。178センチ。86キロ。千葉県・八千代松蔭学園高校。経済学部・一般入部。
昨シーズン、1年生ながら開幕戦スタメンを勝ち取りチームに勢いをもたらせてくれた小川選手。プレースタイルがトンプソンルーク選手に似ていることからあだ名はトンプソン。今年も彼のハードワークに期待大!
なぜラグビーを始めたのか、なぜAGRを選んだのか、入部後どのように工夫しているか、
普段の学校生活の様子などなど、過去のことから現在の事までお伝えしてまいります。
特に中高生時代のことについて掘り下げているので、入部を検討されている現役高校生の皆さんをはじめ、いつも応援してくださっている皆さんにより深く知っていただける企画となっております!
本日は小川智大(新2年/FL/八千代松陰)の"軌跡"をお伝えいたします。
ぜひご覧ください!
―ラグビーを始めたきっかけを教えてください。
アイシールド21というアメフトマンガを好きで見ていて、やりたいと思っていたところ、母が知り合いから近くにラグビースクールがある事を聞いたのです。当時、まだ小さくてアメフトとラグビーの違いが分からなかったので、ラグビーの体験に行ったところ楽しかったためラグビーをはじめました。初めは楽しかったのですが、自分は痛いのが嫌いで、タックルなどもとても怖かったため毎週日曜日にラグビーに行くのがほんとに嫌だった記憶があります。
(ラグビーを始めたころの小川選手)
―そこから中学も続けられたのですね
だんだんと体を当てることの楽しさを覚えていったことで続けました。そこから、中学3年時には千葉県選抜に選ばれて、全国大会に出場したのですが、そこが一つのラグビーをする上での転機になりました。結局、自分は試合にはあまり出られませんでしたが、間近で全国レベルのプレーを見て、これからもラグビーを続けたいという思いが芽生え、高校でもラグビー部に入ることを決意しました。
そして、千葉県の八千代松陰学園高校に進学し、千葉県の絶対王者である流通経済大学柏高校に勝って、花園に出場することが目標になりました。
ー高校時代はどのような環境でしたか
今までとは異なり、毎日ラグビーに触れることができる環境になり、つらいと思うことが多くあり、辞めたいと思うことも多くありました。しかし、日に日に上手くなっていくのを実感することができ、次第にラグビーが毎日の楽しみになっていきました。チームの方針としてディフェンスに力を入れており、多くの時間、ディフェンス練習をしていました。そのおかげか、タックルに対する恐怖心がなくなり、次第には、タックルが楽しくなり、好きになりました。
高校3年時には、肩を怪我したり、脳震盪になったりしましたが、最後の花園予選では千葉県ベスト4になることができました。花園に出場するという目標は叶えられませんでしたが、仲間と共に目標に向かって取り組んだ高校生活は一生の思い出です。高校3年間を通して、ラグビーにおいても、人としても大きく成長できたと思います。ただ、負けて終わったことで悔しさも残っていました。
ーAGRを選んだ理由
最初は、一般入試での進学のためラグビー部に入部するかとても迷っていました。全国レベルの選手たちについていけるかどうかといった不安や、実家からの通学になるが寮の人たちと仲良くなれるかどうかの不安など、多くの不安があったからです。ですが、私は高校3年間で花園に出場する経験が一度もなかったため、レベルの高い環境でラグビーをしてみたいという思いがあり、多くの強豪校と戦うことのできる対抗戦に所属している青山学院大学ラグビー部に入部することを決めました。
―実際に入ってみてどうでしたか
入部する前には、通学において家からグラウンドまで2時間30分かかるということで毎日通えるかどうかの不安がありました。初めは、ただただつらい時間でしたが、同じ電車組の人と帰り道に寄り道したり、課題をやったりするなど自分なりに時間を工夫することで充実した時間に変わっていきました。
また、レベルの高い環境でのラグビーについていけるかどうか、スポーツ推薦の人たちと仲良くできるかなどの不安があり、初めて練習に参加した時は、セットプレーの精度や一つ一つのスキルなどに大きな差があると感じました。ですが、日々のレベルが高い環境での練習や、練習後の自主練などを真剣に取り組めば、確実に成長して練習についていけるようになってきました。また、スポーツ推薦の子も実際に話してみると意外と気さくに話しかけてくれてすぐに仲良くれました(笑)
(夏合宿時の写真)
(練習時の写真)
ー昨シーズンの工夫やどんなシーズンだったか教えて下さい
私は自分に甘い性格なので、あえて自主練やウエイトを仲間を誘って共にすることで、継続してやり続けるように工夫しています。また昨年、対抗戦に出場してみて、自分のスキルやフィジカルが対抗戦上位校の選手と、大きな差があることを実感させられました。自分のスキル不足のせいでチームに迷惑をかけてしまったのが申し訳なかったです。
(2021年9月12日 関東大学対抗戦グループA 対明治大学戦の写真)
—今シーズンの意気込みを教えて下さい!
昨シーズンの経験を活かしてさらに努力し、チームに貢献できる選手になろうと思います。個人としてはフィジカルを強化して一つでも多く対抗戦に出続ける事を目標にします。その結果として、チームの目標である大学選手権出場に貢献していきたいです。
ー学校生活やオフ
学校生活では、ラグビー部以外の友達が多くできます。学部では、地方から来る人や都内の人など、さまざまな人と出会うことができ、一緒にご飯を食べたり、空きコマに遊びに行ったりなど楽しいキャンパスライフを送っています。
テスト期間には、部活もオフになるので勉強する時間は十分にあり、遊びと勉強の切り替えさえしてれば単位は落とさないです。ちなみに、自分は単位を落としませんでした。
オフにはラグビー部の仲間といることが多いです。一緒にウエイトをして、焼き肉を食べるのがルーティンになっています。夏には川に行ったりBBQをしたりと思い出がたくさんあります。昨年は、家族よりも多くの時間をラグビー部の仲間と一緒にいた気がします。
ーAGRの魅力
AGRの一番の魅力は学年関係なく、部員間の仲がとても良いことです。アットホームな雰囲気で、とても居心地の良い部活です。実家生や寮生、一人暮らしなど環境が違くてもみんな仲良くなれます。部活中だけでなく、部活後やオフなどにも会うほどかけがえのない仲間と出会うことができます。あとは、スポーツ推薦や一般入試の人でも関係なく、試合に出れるチャンスがあることです。いいプレーをすれば評価してもら得て、逆に悪ければ評価してもらえないです。そういう意味では、みんなにチャンスがあるところが魅力だと思います。
(左上から22年度卒桑田、新4年久野、金原、新2年小川、前列新4年山同)
—高校生に向けて
大学でラグビーを続けるか迷っている人は、絶対に続けたほうがいいと思います。一般入部から入るのには不安が多くあると思いますが、入って後悔はありません。自分の中でやりたい気持ちがあるけど、不安から躊躇うのはもったいないと思います。青学ではやる気のある人を受け入れてくれて、レベルの高い環境でラグビーすることができ、最高の仲間と出会えます。みなさんとラグビーできるのを楽しみにしています!
(昨シーズンの小川選手)
小川智大(おがわ・ともひろ)
2002年4月30日生まれ。178センチ。86キロ。千葉県・八千代松蔭学園高校。経済学部・一般入部。
昨シーズン、1年生ながら開幕戦スタメンを勝ち取りチームに勢いをもたらせてくれた小川選手。プレースタイルがトンプソンルーク選手に似ていることからあだ名はトンプソン。今年も彼のハードワークに期待大!