座談会リレーPart4
2005/11/25
座談会リレーPart4
今回は第4弾として、2年生に集まってもらいました。
メンバーは、
茂田井友成(青山学院高) 石井健也(桐蔭学園高)
清水雅也(本郷) 山口大介(桐蔭学園高)
目崎晋之介(稲毛) 加藤豪(千葉東)
池田洋將(春日部) です。
Second Season
―――対抗戦も2年目ということですが、一年目との二年目の違いはありますか?今の2年生は、1年生の頃から結構試合に出ていると思いますが、その辺はどうですか?
茂田井:1年目は決定的な力不足を感じたけど、今年は多少緩和されました。2年目の方が変に慣れてしまって、それが最近嫌なところではありますけど。
清水:1年目は周りにいる上の人たちに、ただ言われるがままに確実なプレーを心がけていました。二年目は自分のやりたい事を上の人たちに言って、自分がやりたいようにやれています。
茂田井:それだね。
石井:去年は大学のレベルを知る段階だったんですけど、今年はそれを去年感じたことで、高校との違いがわかるようになったから、2年目の方がやっぱり新しいラグビー、大学ラグビーというものがわかって、とても充実しています。
高校ラグビーと大学ラグビー
―――高校ラグビーと大学ラグビーの違いはなんですか?
加藤:スクラムが全然違う。何から何まで違いますよ。高校のときは、強いチームは(千葉内では)流経大附柏だけだったけど、大学ではスクラムのなかでも色々な技術が使える人がいっぱいいて、ただ押すだけではなくて、首の使い方とか、何もかもが新しい。相手とかも全然自分の思う通りにはさせてくれないし、何もかも全てが高次元の戦いなので、1年目から大変でした。
―――大学に入ってここには敵わないなと思うところは?
加藤:慶應戦には少しだけ出場したのですが、あれほどまとまりがあって強いとは思わなかったです。少しは歯が立つかなあと思ったんですけど。
―――最初のタッチがなくなったことに対する不安とかは?
加藤:それはあんまり感じませんでした。1ヶ月とかで慣れましたね。親父とも組んだりしていたので。それで抵抗無く。一同:親父!?
山口:ええなあ。
加藤:浪人中とかも、社会人の人とか、スクールのコーチのクラブチームとかでスクラムを組む機会もあったので、それに関しては別に。
――山口・目崎の二人はポジション変更組だけど?
山口:パワーとか重さが全然違った。高校ではフィールドプレーの練習だけでも試合にはある程度通用したのに、大学ではウェイトをしないと全くといっていい程、当たっただけで負けたりするんで、やっぱり高校の時よりもウェイトをしなきゃいけない量が増えました。大学は技術も必要だけど、重さとかパワーも必要だということが入ってからはすぐ思いましたね。
目崎:オレも山口と一緒で、単純にパワーとスピードが全然違うのかなと。今年FWになって、体格差も昨日の帝京戦で感じたし、やっぱりこれからパワーとか体重とかつけていかないといけないと感じました。
加藤:高校は高校から始める子がいるから、初心者から上級者までいて、初心者はついていけばなんとかなった。大学になるとほとんどが上級者で、慣れている人たちだけだからそれだけでも次元が違う。
池田:高校では最初の方はSHをやって、結局最後の方はSOをやっていました。SOだと小さいと狙われる事が多いので、大学に入ってからはSHをもう一度やることにしました。さっき目崎も言っていたけど、大学は高校に比べてスピードが速い。パスのスピードだったり、プレッシャーが来るスピードとかも速い。
Weight Training
―――二年生は筋トレ好きが多いけど、筋トレの重要性については?山口の足は芸術とか言われてるけど(笑)

山口:趣味でやっていることなので(笑)鍛えようと思ってやっていたら、上半身がつくはず。必要だと思ったら、やる。上半身のパワーが足りないと思ったら、上半身をやるし、大学に入ってから最低限必要な分は欲しい。ウェイトが必要だと思ったから上半身もやる。別にウェイト好きではないですよ。ただ危機感と趣味でやっているものですから。
加藤:趣味って好きだからやってるんだろ?
山口:下半身は趣味であって、上半身は義務です。一同笑
目崎:上半身の筋トレは非常に楽しい。筋トレ好きというか、しないと自分はあまりスキルとかがないので、パワーだけでも少し上にいっておかないとレギュラーが取れないという不安もあって、人より多くはやるようにしています。チーム内では当たり負けはしないようになってきたとは思いますけど、対抗戦で昨日帝京大とやった時にはもっとつけなきゃいけないなとは感じました。まだまだです。
石井:見ての通り体が小さいので、高校の時から良いトレーナー(竹田フィットネスコーチ)と出会った事もあって、ウェイトはやっていました。だからウェイトの重要性というのはわかっています。やっぱり大学はどこでもウェイトもスタンダードにやっているから、その部分だけをメリットにして戦えないのは残念。またそのトレーナーが今うちに来ているので、これから来年以降、徐々に良い結果が、体が小さくてもウェイト以外の部分でも成果が出てくるのではないかと思います。
空白の時間
―――途中入部の人が多いですが、空いた期間は何をしていたのですか?
目崎:僕は単純にラグビーはサークルでやりたいくらいにしか思っていなくて、大学生活を楽しみたかったので、仮入部はしたものの、入りませんでした。普通の大学生活をしてみたかったので、入るのが遅くなりました。それが何かの得になったのかと言われたら、半年間のロスにしかならなかったと感じています。部活をやっていない時期もそんなに遊んでなかったんですよね。まあ、その時期があったから今、迷いもなくラグビーに打ち込めるという気もします。
池田:遊び尽くしたんです(笑)
茂田井:最初に入らなかった理由は、ここに来たときにチームの雰囲気が自分には合わないと感じてしまったからです。それで、縁があってクラブチームを紹介してもらって、大学は行かずに遊んで、日曜はクラブチームでラグビーをして、という大学とは関係のない生活を送ってました。だけど、だんだん物足りなくなってきて、毎日ラグビーが出来る環境があるのにやらないのはどうかなと思って。高等部出身で、今の3年生に友達が多いから、戻ってくれば?と言ってくれて、じゃあやるよと言ってやらせて頂いています。今は自分の中途半端な立場を利用して、もっとみんなが言いたい事を言える環境にできたらいいなと思ってやっています。
石井:僕は高校時代でもうラグビーはいいかなと思って、大学ではラグビーはしないつもりだったんです。その空いた1年間はラグビーをやらずに社会勉強を色々した分、今から考えると今後のためにも、ラグビー以外の部分において視野が広がったり考えたりできるようになったので良かったと思います。ウェイトやスキルの面ではロスになったと思うけど、考え方が大人になったというか、ラグビーをやっている時には見えなかったところが見えるようになったので、まあ良かったと思っています!!
―――入部のきっかけは?
石井:本橋さん、白木さんとかのおかげでもあり、とても強いチームでやる気は元々なかったので自分に合うフィールドかなと思い、もう一度バックしました。
―――にょん(池田)は浪人時代お遍路をしたって話を聞いたけど、その経験がラグビーでどのように役立っているのかな?(笑)

目崎:無理だー(笑)
茂田井:ある意味悟りを開いたとか。
石井:心が清らかになったとか
池田:お遍路というのをしたんですけど。一浪目で受からなくってちょっと流れを変えてみようかと。
目崎:勉強しろよ(笑)
加藤:そうだよ!
池田:気持ちの整理をつけるとかそういう意味もあって、四国に旅立ちました。52日間だったんですけど、四国を回って色々な人と触れ合って、悩みとかもあったんですけど、他の人の話を聞いてたら自分のは小さいなと思えるようになってきて…ラグビーにはつながってないですよ(笑)だってお遍路の良さはお遍路をした人にしかわからないですよ!一同感嘆
―――全部歩いたの?
池田:もちろんですよ。1200㎞歩きましたよ!お遍路をすると色々な人と会うから、その点ではいい経験になったと思います。
仲良し2年生
―――学校生活は?
山口:部活は学校あってのものなので、勉学と部活を両立させるよう頑張ってます。
石井:それが大切だよ。
山口:練習出れなかったりするけど、両立しているつもりです。
茂田井:ぐっち(山口)、見えないところで頑張るの好きだもんな。
―――しみ(清水)とにょん(池田)はいつも一緒にいるよね?学校に友達はいないの?
清水・
池田:いません。
目崎:僕は真面目に授業に出てるし、学校にも友達いますよ。家が淵野辺なので、週に何回かは家に遊びに来るし、バイクで遊びにいったりしてます。
茂田井:キャンパスが違うから、学校ではあわないもんね。
目崎:ぱげ(加藤)とは会うけど、ぐっちとは会わないね。
加藤:ぐっち(山口)は会っても廊下くらいだよね。
池田:部活でしか会わないよね。
茂田井:だから町田の中華に食べ放題に行ったりして。仲いいよね。
池田:仲は良さそうにしてるよね。一同笑い
茂田井:ぐっち(山口)と健也(石井)がバトったり(言い合いになる)。
目崎:桐蔭対決が半端じゃないです(笑)
加藤:みんなでしゃぶしゃぶに行った時に、5人2人に別れて、(石井と山口の二人になって)、二人が肉ばっかりがつがつ食べてて、けんやのペースが落ち始めた時に、ぐっちが「あれ、健也さん(石井)もう食べないんですか?」って言ったら、健也も「後輩(桐蔭学園時代の、一年と三年の関係)には、負けられないよ」とか言ってて。
目崎:それを隣のテーブルで見てるのがとても楽しかったです(笑)
加藤:それが中華でもあって。中華だと注文した順には出てこないから、ぐっちが好きで頼んだカシューナッツが、最後に4人前位出てきて、もう腹いっぱいで食べられないのに、健也に煽られて「じゃあ喰いますよ」みたいな感じになって。結局気持ち悪くなっちゃったんだよね。
池田:毎回帰る時にもう来たく無いって思います。(笑)
―――やっぱり健也には気を使うの?
山口:いや、はい。敬語とかはやっぱり使いますね。
池田:いつも健也の電話には出ないよね(笑)一同笑い

山口:あれは違うんだよ!タイミング的な問題なの!!
石井:でも電話は確かに出てくれないんだよね、一回も。
山口:違いますよ!
加藤:健也の後にかかってきた電話には出るのに。
池田:直後にかけると出るからね。
山口:タイミングが悪いんです、いつも。
池田:そういう逸話はあるよね。
石井:誕生日の話は?
目崎:あっ、それいいね。
池田:みんなで誕生会をやったりします。
目崎:2年は誕生日をみんなで祝います。
―――もらったものは?
加藤:俺グラム2000円のヒレ肉もらった。
池田:3000円じゃなかった?
加藤:すごい!サンキュー。
池田:松阪牛です。
山口:俺はサングラスと、ピチピチのHGを思わせるノースリーブを。(笑)―――しみ(清水)は?
茂田井:最初だったからまだ良く分からなくて、結局ケーキになっちゃったんですよ。
石井:俺はフィットネス用品だったし。
池田:俺はジャージもらった。
目崎:僕は黒×赤のものを良く着てるから、黒×赤セットをもらいました。今日のソックスもです。↑
茂田井:僕はまだです。
Message
―――あと残り二戦の意気込み、応援して下さる方々へメッセージを!
茂田井:最後の二戦がやっぱり一番僕にとっては、去年立教には負けてリベンジを果たしたいですし、日体も去年の対抗戦のときは勝てたけど、春の練習試合ではいいようにやられてるのでそれもやり返さないと悔いが残るシーズンになってしまうので頑張ります。
清水:立教と日体は去年自分は出てなくて、外から見てたんですけど、立教の時はすごく悔しかったので、やっぱりそのっていう思いもあるし、日体はまた新しい青学の歴史が築けるように、自分が出る以上は、自分の持ってる力全てを出してチームの勝利に貢献できるように頑張りたいと思います。
目崎:今年のチームはここで終わるようなチームでは無いと思うので、あと二戦しっかり勝って、応援してくれた皆さんにも恩返ししたいと思います。
山口:みんなも気合い入ってるし、自分も頑張っていきたいので応援よろしくお願いします。
加藤:自分は、日体に勝った時も立教に負けた時もベンチにはいたんですけど、殆ど試合に出ることも無くて、正直人数あわせ的に自分はいたのかな、という感じがしていたので、今回ももしベンチには入ることができたら、今度はチームの力になれるように、自分が出れたら、精一杯頑張りたいと思います。
池田:試合当日は部屋子の長やると思うので、なんなりと申し付けて頂ければみんなの力になりたいと思うので、よろしくお願いします。
石井:今年はまだ結果が出ていないんですけど、シーズンも終盤という事で、やっと互角に戦える相手だと思うので、もちろん簡単にはゲーム試合なので勝てないと思うんですけど、うちが最善を尽くせば結果もそれなりにいいものが出ると思うし、自分としても今年は自由にやらせてもらっているので自分らしさを最後の二試合では出して応援して下さってる人達に喜んでもらえるようにパフォーマンスをしたいなと思っています。
―――有難うございました。

☆2nd Member☆
加藤豪
山口大介
清水雅也
茂田井友成
目崎晋之介
池田洋將
石井健也
(左下から順に)
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