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近況報告『クロス-カントリー』

2006/02/13

寒さも和らいできた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?昨シーズンから年も明け、後期試験期間も終わり、ただいま青学ラグビー部は2月26日より始まる来期シーズンインに向け、このオフ期間も精力的に活動しています。通常の練習はまだ始まっておりませんが、ウエイトトレーニング、そしてクロス-カントリーを行って体作りに勤しんでおります。今回は、この“クロス-カントリー”についてご紹介させて頂きます。

陽も暖かな2月11日、JR線中山駅より少しはなれた四季の森公園にて、クロス-カントリーが行われました。クロス-カントリーは、シーズンインまでの火曜日と土曜日に、朝9時から活動しています。これは、各自が竹田ストレングスコーチによって掲示されたそれぞれの目標タイムをクリアするという課題の下、山ならではの地形を生かした急な上り・下り階段から成るコースを全力で走るというハードなものです。目標をクリアした者も、更なる目標を設定し、その達成地点はそれぞれの自分の全力を出し尽くせるまで向上していくのです。計3周走り、そのアベレージを目標タイムの対象としています。なので、全力で3周すべてに挑まなければなりません。このコースは、1周走るだけでも全身の疲労はものすごいものであるといっても過言ではなく、非常にきつい追い込みであります。そんな中、各々が自分と戦って目標を目指しているのです。この日のタイムは、非常に部員全員伸びがよく、笑顔もこぼれていました。今回は今季2度目のクロス-カントリーということもあり、だいぶ楽になったという声もクロス-カントリーを初めて経験する新2年生などからも聞こえ、自分のペースやリズムを掴んで来たようでした。また、日々のウエイトを通しての一人一人のフィジカル面でのパワーアップへのモチベーションも、このタイムの更新には大きな影響を与えているように思います。シーズンインすれば現れるであろう新入生の存在や、各自の選手としての向上心は、何よりの動機づけなのかもしれません。

リハビリ中の選手に関しても、山の昇り降り、各自に合わせたジョギングやダッシュを行い、シーズンインに向けて復帰に大きく働きかけています。

いざクロス-カントリーが終わると、その疲労は本当に計り知れないのだなと実感させられました。しかし、今回の2度目、これに続く3度目、4度目とこなしていくうちに得られるものも、計り知れないのだと思います。
何よりこのクロス-カントリーを行うことで見えてきたものがあります。昨年までのシーズンオフの環境下は個人個人が自主的に活動する事を目的においていたため、この時期に部員全員集まって活動する事はありませんでしたが、今年はシーズンオフでも定期的に部員が一同に集まり、クロス-カントリーやウエイトを皆でする事でこの時期には見られなかった相乗効果も出てきました。お互い叱咤激励しあい、声を掛け合い、ときに競い合う。そんな環境の変化は、この時期にはなかなか一人では成し得なかったタイムを生み、いろんなたくさんのことを分かち合える、大きな力になるのだと思いました。

クロス-カントリーの他にも、現在のAGRは、個人及びチームによるウエイト・そして300mダッシュのタイム向上にも精進しています。着実に、新シーズンへ向けて歩き始めているこのAGR、春シーズン、一回り大きく花開いたAGRをご期待下さい!
                                                 クロス-カントリーを終えた新4年生