オープン戦コメント
2010/07/09
2010年春シーズンが終わり、監督武居健作、主将中村匠、副将宮川和也、FWリーダー鈴木健斗・大塚哲、BKリーダー森田健人・三原壮太郎の総括コメントを紹介いたします。
監督 武居健作
『平素より、体育会ラグビー部に格別のご支援を賜り、誠に有難うございます。さて、7月4日の成蹊戦にて、春シーズンを終える事となりました。
春のオープン戦につきましては、毎試合温かい応援を頂き、本当に有難うございました、。改めまして、感謝申し上げます。
今年度の大きなビジョンとしては、「対抗戦Aリーグ昇格」だけではなく、Aリーグ昇格は勿論の事、「対抗戦Aリーグで闘えるチームをつくる」という事を掲げ、ただゲームに勝つという事だけでなく、「チームモラルの徹底」、「グランドレベルでのトレーニングの質」、「精度の高いスキル」を目標に短時間で集中した練習を目指しました。
また今年度は、4年生の主将・副将+3年生リーダー4人の計6人が学生の中心となり、 選手間のコミュニケーションを増やし、3・4年生達でチームを一つにする体制であります。日々の練習では、「競争の意識」「練習目的の理解と共有」「緊張感」を持ち取組みました。昨年度より、多くの部分で伸びている所がありますが、一番評価出来る部分は、「思考能力」と「コミュニケーション能力」が高まった事であります。
練習中、ただメニューをこなし、スキルもフィットネスもただ時間を経過させていたのが、練習目的をしっかり理解し、自ら考え、自ら判断し、自ら実行するといった単純な事が当たり前に出来るようになったと思います。また、良いプレーは褒め合い、悪いプレーは指摘するといった場面も、もの凄く増えました。これまでも練習中にリーダー中心のチームトークの場面は作ってきましたが、このチーム トークの内容・質も大きく成長したところであります。その結果、ゲーム中、フィールドプレイヤー同士で状況確認、意思確認、修正等が多くなされた事によって、チーム力がアップしゲームスコア(結果)に表れたと思います。
試験期間をはさみ、これから夏合宿です。
選手達は自ら各々の目標を明確に持って、チャレンジしてくれる事と思います。
彼らは、もっともっと成長の可能性を秘めています。
秋のシーズンには逞しく成長した選手達に逢える事を楽しみにして下さい。
今後とも、引き続き多大なるご支援ご指導の程、宜しくお願いいたします。』
主将 中村匠
『春シーズンは「ハンドリング」「ディフェンス」「ブレイクダウン」に重点を置き、練習に取り組んできました。初戦の明治大学戦は厳しい結果になりましたが、その後は試合を重ねていく中で、練習で取り組んだ課題を徐々に試合でパフォーマンスすることができるようになりました。また、結果がついてきたことによって、自信を持って前に進むことができたと思います。春シーズンは良い流れで終えることができましたが、今年のターゲットはあくまでも12月の入替戦です。さらに今年度は、来年度以降の大学選手権出場を果たす為のベースを作ることを目指しています。現状に満足することなく、より高いレベルを意識して、夏以降も常に成長していきたいと思います。
最後になりますが、試合会場に足を運んでくださる皆様のご声援が、いつも私達の力になっています。本当にありがとうございます。今後とも、応援よろしくお願いいたします。』
副将 宮川和也
『春は、ディフェンス、ブレイクダウンという2つのテーマを基に練習に取り組み、また毎週行われたオープン戦毎にチームとして課題を掲げて試合に臨みました。Aチームに関しては初戦の明治大学には敗れてしまいましたが、その後は勝利を重ねることができました。12月の入れ替え戦でチーム一丸となり勝利するために、今後も一層気を引き締めて練習に臨みたいと思います。』
FWリーダー 鈴木健斗
『この春のオープン戦では毎試合チームとしていくつかの具体的な目標を設定して試合に臨んできました。その結果、試合の中での意思統一を図ることができ、また反省点を多く出すことができました。勝利することができたことは大きな自信にしていきたいと思います。
シーズンに向けてまだまだ伸びしろのあるチームだと感じているので、気を引き締めて練習に励んでいくので今後とも応援よろしくお願いします。』
FWリーダー 大塚哲
『春のシーズンは、目標にブレイクダウンとディフェンスを掲げて7勝1敗という結果でました。春やってきたことが結果に現れたと言うことが春の一番の成果だと思います。課題としてはミスが多く落ち着かない試合が多かった。入れ替え戦は一発勝負なので、これから夏の合宿では青学のスタイルを確立し秋シーズンに入っていけるよう練習に励みたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。』
BKリーダー 森田健人
『春のオープン戦はそれぞれの試合で目標をたてそれを達成しようと各々が意識を持って取り組んだので、全体を通していい結果になったのだと思います。しかし、試合の入りと後半の最後のあたりの流れが悪かったり、バックスとしては圧力をかけてくるデフェンスに対して前に出ることが出来ないといった反省点も見えたので、夏合宿ではそういった点を意識して修正し、いい状態で秋のシーズンに入っていきたいと思います。
これからも青山学院大学ラグビー部の応援よろしくお願いします。』
BKリーダー 三原壮太郎
『全OP戦を終え、試合の結果とともに春シーズンを振り返ってみると、今年の青山学院大には勝負強さがあります。一部のチームに対しても練習で取り組んできたプレーを出すことができ、自陣ゴール前では全員が体を張ってDFに徹しました。そうして得た勝利には大きな意味があり、プレイヤーである私たちに自信をつけさせました。この自信は自分達の力に対しての驕りでは決してなく、やってきたことは間違っていなかった、模索してきた日々を形として残せたという思いからくるものでした。もちろん課題はまだまだ多く残っています。昨年のチームに引き続き、試合の入りはまだいいとは言えませんが、ひとつずつ課題をクリアできている今、そんなに焦る必要はないと思います。どのチームも夏を乗り越え大きく成長します。青山学院大としても課題をつぶしていき、チームとしてまとまりを高めていきたいです。これから一旦オフとなりますが、練習再開後、もう一度良いスタートがきれるようしっかり準備をしたいと思います。
最後になりましたが、青山学院大が入替戦に勝ち一部昇格するには、ご父兄やOB、関係者の方々の応援が不可欠となります。ご期待に応えられるよう選手一同これからも頑張りますので、ご声援の程宜しくお願いします。』